フロート式レベルスイッチは、
        さまざまな分野で欠かせない
        存在となっています。
       
 液体の動きに応じて、しなやかに対応する
        「フロート式レベルスイッチ」。
      フロート式レベルスイッチの働きは、フロートが液体の動きに伴って上下し、フロート内のマグネットの磁力で本体内部のリードスイッチを「ON」または「OFF」の状態にすることでレベル(液面)を検知することができます。
一般的な使用方法

液体量の検知、電気系統の制御
一般的にはタンク内の液体がなくなる、あるいは満タンになったことを検知し、電気信号によるランプやブザーで知らせる用途のほか、モーターやヒーターの駆動・停止、電源をOFFにするなどの制御システムに多く使用されています。

液面コントロール用として幅広く採用
1点式の他、2点式・3点式などの多点式のものがあり、それぞれ最適な用途別に選択できます。いずれも液面のコントロール用で、具体的には各種のプラント、FMS無人化システム、冷暖房装置、洗浄器、各種医用・医療関係などが挙げられます。
フロート式レベルスイッチの使用例

ファンヒーター
灯油がなくなるとランプ・ブザーで知らせると同時に、燃焼ポンプを止めます。

自動車
ブレーキ液が残り少なくなると、運転席のパネルにランプを点灯させます。

業務用エアコン
天井埋込型のエアコンでは、ドレンがたまるとポンプで強制的に排出させます。

汎用エンジン
屋台や野外で使用する電源の汎用エンジン(発電機)の場合、エンジンオイルが減るとランプを点灯。同時にエンジンを停止させます。
その他
● 温水便座   ● 工作機械(潤滑油)   ● 洗車機   ● スピード写真現像機   ● ディーゼル機器   ● トラック
          ● バス   ● 機関車   ● 船舶   ● 建設機械 など   ● 農業用機械
リードスイッチの動作原理と構造
本体内部にリードスイッチが挿入されておりフロート内のマグネット磁力によりリード部にN極、S極が誘起され、この磁気吸引力により作動しON状態となります。マグネットが離れると磁界が除かれ、リード片の弾性により復旧することで接点が開き、OFF状態となります。
リードスイッチは、図に示すように2本の強磁性体のリード片がガラス管の中に封入されています。ガラス管の中には接点の活性化(サビ等)を防ぐため、不活性ガス(窒素)が封入されており、 接点部分は、ロジウム等の貴金属メッキで表面処理が施されています。(リードスイッチ単品では接点が離れている)


機種名の説明

基本材質がプラスチック製(本体・フロート等)の製品

基本材質がステンレス等の金属製(本体・フロート等)の製品
機種名例
| MFS17-A | MFS(基本材質:プラスチック製)、17(型式…開発No.)、A(フロート番号) MFSシリーズは同じ型式の本体でフロートのみ異なるものが多いため、フロート番号が入ります。同じ形状で材質が異なる場合もあります。 | 
|---|---|
| RFS-2 | RFS(基本材質:ステンレス製)、2(型式…開発No.) RFSシリーズの場合もRFS-2でステンレスのフロートを外し「Bフロート」を取付けた場合はRFS-2Bとなります。 | 
| PVC-2C | 基本的にRFSシリーズと同じ型式の決め方で基本材質がPVC製(塩化ビニール)で設計されたもの。 | 
| RFS-12H | RFS-11HやRFS-12Hの「H」は、耐熱型(ヒートショック)を表しています。 | 

下記のサイトでも「レベルスイッチの基礎知識」をご覧いただけます(理光フロートテクノロジー株式会社(RFT)):










 
 
 
 